人間のからだを組成する成分は、1番目に多いものが水分で、次いでたんぱく質となっています。
細胞などは、ほぼすべてがたんぱく質を主成分としており、このたんぱく質を構成する物質がアミノ酸と呼ばれるものです。
このように、本来は、人が生きていく上で必要不可欠な栄養素として活動していますが、
テレビや雑誌で取り上げられることが多いせいか、ダイエットや美容などの効果に目が行きがちです。
なかなか、栄養素を学ぶ機会がないので当ページでは、少し簡単にですが、解説したいと思います。
実は、アミノ酸は何百を超える種類が存在すると言われています。
その中でも、人間にとって必要不可欠であるのは、そのうちの20種類といわれています。
さらに、
11種類は体内で作ることが可能なのですが、9種類については、食事や飲み物などの食品から摂取しなくてはなりません。これが、必須アミノ酸と呼ばれるものです。
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冒頭でも解説しているとおり、たんぱく質の主成分となっているアミノ酸は、内臓などの体を構成する原料となるため、人が生きていく上で欠かせないものとなっています。
ただし、体を構成する物質とだけでなく、その他に様々に有用な効果もたくさんありますので、下記に紹介します。
アラニン、プロリン、アルギニン、リジンが燃焼系アミノ酸と呼ばれおり、リパーゼという酵素(脂肪を分解する)を活性化させる働きがあります。これが活発に働くことで、体脂肪を燃焼させてエネルギーとし、脂肪を燃やしやすい体質がつくられます。
アミノ酸ブームの火付け役となったのは、「脂肪を燃焼する」とのキーワードからです。
筋肉は、鍛錬によって筋細胞が破壊された後に回復するときに、破壊前よりも増強していくものなので、筋肉の原料となっているアミノ酸を多めに摂取することによって、筋肉の増強を助けることとなります。
これらは、必須アミノ酸であるロイシン、イソロイシン、バリンの3種類が中心となります。
あまり一般的には知られていませんが、アミノ酸は、脳細胞を活発にするためにも、かなりの比重で重要な役割を担っています。
アミノ酸の中でも、グルタミン酸、バリン、ロイシン、セリン、イソロイシン、アルギニンがよく働き、ブレーンアミノ酸とも呼ばれています。
年齢を重ねていくたびに脳細胞は減少していき、記憶力も衰えていきますが、脳内の情報伝達と関係がある神経細胞などの原料となることで、集中力の向上や、記憶力の低下を防ぐことが言われています。
肌の生まれ変わりは、約28日周期で一番上の表皮が生まれ変わります。
年齢を重ねると新陳代謝の衰えから、皮膚の生まれ変わりサイクルが遅れて、いらなくなった角質が残ってしまい、肌荒れやシミなどの原因となることがあります。
アミノ酸は肌細胞の原料となるなど、新陳代謝を活性化させる働きがありますので、肌の生まれ変わりを促すとして美肌効果があるとされています。
今まで生きていて、体調を崩されたときに「アミノ酸不足」と思ったことがある方はおそらくいらっしゃらないかと思います。
普通な食生活を送れば、まず極端な不足を及ぼすことはありません。
しかし、アミノ酸は細胞などの原料となる物質ですので、もし不足すると様々な不調をきたすこととなります。
以下には、比較的経度な欠乏症が招く症状です。
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